円満退職するためのポイント
強い意志を持つこと
介護職を辞める場合に考えたい点は、強い意志を持って退職の旨を伝えることです。なぜなら介護職は他の仕事に比べて人手不足になりやすい業界であるため、人手不足の中でさらに退職されることを嫌うことが多いです。このような理由から介護職は退職の旨を伝えた場合かなりの確率で引き止められることになります。その引き止められる内容として、後任が決まるまで待って欲しいといったものや、人手不足の中辞められるのは他のスタッフに迷惑がかかるといったものがあります。これらを引き合いにだされて引き止められるとやはりなかなか断りきれず、ずるずると働き続けてしまう結果になることが多いです。
また、介護職は離職率が高い業界でもあるため、引き止め役となる上司も退職希望者へのなだめ方などの対応も慣れていることが考えられます。この引き止めを突破して自分が理想の職場で働きたいといった希望を叶えるためには、どのような圧力をかけられても跳ねのける意志が大切です。そのため介護職は他の仕事と比べて、特に強い意志がなければ難しいと言えます。
注意したいこと
しかし強い意志を持とうとして頑なに通そうとすると必ず軋轢を生じさせますので、強い意志を持ちながらも周囲への気配りは絶対に忘れてはいけません。辞めると決めて強い意志を心がけるとついつい自分勝手になりがちです。なりふり構わずに退職の意志をぶつけて辞めるのではなく、会社の都合と周囲の都合を考えましょう。
やはり社会人のマナーとして退職をする際には円満退職にすべきです。身勝手な辞め方をしてしまうと介護業界では横のつながりがあるため、次に働きたいと考える事業所でも悪評から働けないということも珍しくありません。
円満退職にするには
では強い意志を持って円満退職をするにはどうすれば良いかという点についてです。まず辞める手順はしっかりと踏むことが基本となります。引き継ぎスケジュールなどをしっかりと立てて上司に伝えることなど、いなくなった後のことをしっかりと考えましょう。これによって納得してもらえるポイントを作ることができますので、引き止めにあってもお互いギスギスすることなく退職しやすくなります。
そして次に退職する理由もしっかりと考えましょう。辞めたいと考える理由を会社のせいばかりにしていると印象はかなり悪くなります。あそこが嫌だからといったネガティブな内容ではなく、多少の嘘があっても良いので向こうが納得しやすい理由にしましょう。「親の介護をすることになった」といったものは特に納得されやすい理由です。