夜勤による体力の限界
夜勤の実態
夜勤の経験がある人は良く知っているかもしれませんが、夜勤は想像しているよりも辛いものです。肉体的にももちろんそうですが精神的にも実は夜勤は生活リズムの変化からイライラしやすかったりと辛いものがあります。介護の仕事は夜勤がある職場がとても多いので、現場の実態は介護度の高低や、対応できるスタッフの人数によってもその辛さは変わってきます。介護度の高い特養で勤務する人の夜勤は痴呆症などの利用者も少なくありません。その症状から夜中に徘徊することも珍しくありませんので、夜勤は神経を使って勤務しなければなりません。そして昼間よりも夜間の方が人数は少ないため、日中の勤務よりも介護スタッフ一人あたりで見る利用者は多くなります。そのため一人で多くの人数を担当しなければならないため夜勤に仕事の負担を感じる人は多いです。
夜勤明けは休みにしている施設が多く、夜勤明けでそのまま遊びに行ったりすることができる体力のある人はストレス解消に当てたりできます。しかし、夜勤の辛さや疲れからそのまま寝てしまうという人も多いので、ストレスを抱えたまま仕事をするという人もいます。このような人はやはり介護の仕事に体力の限界を感じてしまい辞める理由につながることがあります。
いつまで続けられるのか
夜勤の疲れからストレスを解消するための時間を作ることができないということもあります。すごく疲れている状態では遊んでいても逆にストレスになってしまうこともあります。そのため体力がある若い内は問題なく働いていることが多いですが、いつまでその体力が続くのか不安になるということもあるはずです。20代や30代でも辞めたいと感じることは珍しくありませんので、これがいつまで続けられるのかは不安になるのは当たり前です。そのため夜勤のある今の環境で実際に何歳まで働けるのかを考えてみます。
実際に介護職で働いている人たちの中で40代や50代のスタッフが夜勤をしていることもあります。ではその人たちは体にムチ打って働いているのかと言われれば、40代や50代で夜勤をしている人たちは逆に平気でやっている人の方が多いです。その理由には夜勤を苦痛と感じずに体がそのリズムに合ってくるという人が多いからです。そして、体が慣れてくるまで働き続けるにはやはりある程度職場の環境に恵まれている必要があります。あまりにも利用者に対してスタッフの人数が少ないなどの環境下では体力的に限界が来ることは必然です。
介護職はいつまで続けられるかという点についての結論としては、恵まれた夜勤環境があれば十分続けることができると言えます。
