介護職特有の複雑な人間関係が原因に
特有の人間関係
介護職には介護職特有の人間関係が存在しており、その特有の人間関係から仕事を辞めたいと考える人が多いようです。そしてその特有の人間関係とは、女性が多いということなどもありますが、いじめのような人間関係が構築されてしまったりするケースが見られます。もちろん全ての職場に通じていることではありませんが、このいじめのような関係性があることによって辞めたいと考える人は増加しています。
同じ職場で一緒に働く同僚や先輩、現場のリーダーといった存在が周囲を巻き込んで一人に辛くあたるような職場が少なからずあります。介護職は気が強くなければやっていけないといったこともあり、このような関係性が構築されやすい職場です。
気が強い女性が多い
介護職の現場では介護福祉士などの資格を持っている人が中心となって仕事が回っています。そして仕事を回す側の現場のリーダーは指導する際には強い口調になってしまうことが多いことから、その人が一番強い存在になってしまいがちになります。そしてその人が強くあたっている人には自然と周りも強くあたってしまうような関係性が構築されます。こうなると一人が周りから強くあたられるいじめのような構図になってしまいます。
なぜ気が強い人が多くなってしまうのかという点ですが、利用者は高齢者ばかりですので慎重に接することを求められる場面が多いです。そのため管理する側はどうしても責任を持って動かなければならないので、強い口調になってしまいます。そして現場は常に忙しいということや、早く仕事を覚えて欲しいという思いからも、きつい言い方になってしまったりすることも多いです。
「厳しい」と「いじめ」の違い
新人の頃の経験として、きつく叱ってもらったからこそ成長して今の自分がいると考えている人はたくさんいます。しかし一方で厳しい指導という名目で単に自分の不満をぶつけているような人もいます。前者は後から考えてみると「あの時厳しく指導してもらえて良かった」と思えることが多いです。しかし後者は単純に強い口調で罵倒されたような気分になってしまうため、精神的に追い込まれてしまい仕事自体を嫌いになってしまう結果になることも多いです。
厳しい指導といじめは全く違うということをしっかりと理解しておきましょう。そして自分が辞めたいと考えているのは厳しい指導に耐えられていないのか、それともいじめを受けているからなのか、よく考えると多くの場合は自分勝手な不満をぶつけられるいじめを受けていることがほとんどです。