有給休暇の消化を忘れずに
有給を消化しよう
「退職を考えているのに有給消化をさせてくれない」といった悩みや「退職前の有給消化に関して何をすれば良いのだろう」といった疑問は退職を経験していなければわからないものです。そこで、ここでは有給消化を認めてくれないようなブラック企業だった場合の対処法や、退職前に有給を取得する際の注意点などを紹介します。有給をどう消化していくと有意義になるのか、といった点も含めて紹介しますので、有給をしっかりと取得して有意義な有給生活をしていくためにぜひ参考にしてください。
有給の取得は必ずできる
有給を取得するためには踏むべきステップが3つあります。そしてこの3つのステップを踏むことで確実に有給を消化することができますので安心してください。有給の取得は労働基準法で定められているため、しっかりとした手順を踏めば自分が持っている有給の取得は会社が必ず許可しなければならない義務があります。
ステップ1
まず有給を消化したいと考えた場合にするべきことは、退職を切り出す前の準備です。退職を切り出す前にしなければならないことなので、退職したい旨を伝える前に済ませましょう。
この準備ですべきことは2つあります。まず1つ目として有給が何日使えるのかを計算しておくことです。給与明細や社内の勤怠管理システムを利用して自分が持っている有給の日数を把握しましょう。わからない場合には上司などを通して確認してもらっても良いですが、退職前の準備だとばれてしまうことなどもあるためあまりおすすめしません。
2つ目に就業規則の確認をしっかりとしておきましょう。就業規則には有給を取得するための事前報告が取得の何日前までに行われるようにしなければならないことが明記されているはずです。そのため就業規則を確認して現実的に設定できる退職日を決めます。
ステップ2
有給を気持ちよく消化するためには会社に納得してもらって辞めることが大切です。会社に納得してもらって辞めるにはやはり上司に辞めることを納得してもらうことが重要です。そのため退職を切り出すのであれば上司になぜ辞めたいのかを感情的ではなく、理論的に説明しましょう。
ステップ3
有給を消化していくステップで最も大事なのはこのステップ3で、ステップ3では有給を消化したい旨を伝えます。伝える時に気をつけたいことは、有給を取得したい旨を切り出すタイミングです。有給を取得したい旨を伝えるのは退職日に合意を得てからです。そして切り出すタイミングを把握して有休消化をしたい旨を伝える際は、引き継ぎなどのスケジュールと合わせて伝えましょう。会社としては退職した後のことを考えるため、引き継ぎがしっかりと行われるかという点に不安がなければ納得してもらいやすくなります。